第0回 失敗しない海外進出

「小さな会社や個人起業家でも失敗しない海外進出」

2013年春に公開した海外進出動画のご案内です。この回では、クレアークの海外担当コンサルタント・紺野平和が、昔の貿易商社の話など自己紹介を兼ねて説明しています。海外進出へのお悩み相談では、やはり語学についてヒントを話しています。

 

動画内こぼれ話

テレックス

ネット時代以前の貿易商社

海外ビジネスは海外商社が行うものという時代で、ようやく大手メーカーが直接貿易(ちょくぼう)を行い始めた時期です。(商社が仲介する貿易は間接貿易(かんぼう)と呼びます。) 貿易相手国の情報は、駐在事務所を持つ商社だけが持っていて、大半の輸出メーカーにとって、貿易商社はよきパートナーでした。

駐在事務所や現地のお客様との通信は、高額な国際電話やファックスや、今では珍しいテレックスという高価な機材が必要でした。


ウズベキスタン出張時の調印写真

世界中を回る仕事とは

商社やODAコンサルタントという仕事は、世界中を巡る特殊なビジネスでした。

なかでも個人商社と呼ばれる独立系のプレーヤーはたいへん少なく、世界中に張り巡らされた個人ネットワークが重要な力を持っていました。インターネットが普及するまでは、このような世界的なつながりを個人が持つことはほとんどなかったようです。


L/C信用状

貿易実務は必須です

eBayやamazonの普及で、簡単にビギナーでも貿易が始めることができると勘違いしている人もいますが、個人のサイドビジネスと、会社経営は別ものです。

L/Cの読み方を知らないまま、貿易を行うことはテレビゲームで覚えた運転技術で自動車レースに参加するほど無謀なことです。